アトピー性皮膚炎(小児アトピー)

当院は、子どものアトピーに対するアプローチにも力を入れています。
医学会に症例発表(2018年 第69回日本東洋医学会学術総会)を行い、
小児アトピー関連の書籍「ママが楽になるとアトピーが治る」を出版するなど、
臨床以外の分野でも子どものアトピーについての発信をしています。



アトピーのアプローチは、
ステロイドや保湿を行うといった「標準治療」と呼ばれる一般的な方法や、
医師の指示のもと「脱ステロイド」「脱保湿」を行う方法などがあります。
当院は、鍼灸院なので投薬に対する指示や指導は行えませんので、これらの是非については言及しません。

鍼灸院である、当院のアトピーへのアプローチとしては、
①心理的視点【心身症としての観点】
②西洋医学的視点【生理学】
③東洋医学的視点【五行・虚実】
という視点を重要視しています。

ご存知でしたか?アトピーは心身症の側面もあることを

①心理的視点【心身症としての観点】
アトピー性皮膚炎は、多くのケースで「アレルギー疾患」の位置づけで語られることが多いです。もちろんその側面もあるとは思います。
実は、アトピー性皮膚炎は「心身症」の側面もあるのですが、その部分はあまり認識されていないこともあります。

心身症とは
心身症とは、心理的要因や精神的ストレスが原因で、身体に疾患としての病的変調が現れる過程、またその現れた疾患のことを言います。
心身症には、アトピーをはじめ、過敏性腸症候群、神経性胃炎、機能性ディスペプシア(胃もたれ)、頭痛、神経性嘔吐、慢性疼痛、チック、吃音、夜尿症、円形脱毛症など多岐にわたります。大人はもちろん乳幼児にも起こると言われています。
心身症の付き合い方として大切なことが「症状との距離感」です。
『治そう!治そう!』と頑張って症状に執着してしまうと、心身症は改善しにくくなる特徴があります。
乳幼児の心身症の場合は、周囲の大人が子どもの症状との距離を適切にとれることが望ましいです。

当たり前の日常を丁寧に扱ってみてはいかがでしょうか?

②西洋医学的視点【生理学】
アトピーを治そうと考える時、ステロイドやプロトピック、保湿剤、漢方薬、サプリメント、化粧品、石鹸、鍼灸、整体、オーガニック、ホメオパシー、温泉、気功、飲料水など、様々な手段が思いつくかもしれません。
それらは、ある人には効果的かもしれませんが、もしかすると別の人にはあまり効果的ではないのかもしれません。
一方で、肌の再生修復を促すにあたって、生理学の視点はほぼすべての人に共通して必要な考えです。
これら生理学の視点は、アトピー改善の取り組みの中で優先順位を上げると改善が進むことは多いです。
・タンパク質を多めに摂取する
・夜は一晩通して寝る
・日中はしっかり発散するなど
肌の再生修復に重要な事柄は、当たり前の日常の生活の中にあります
様々な治療法を探すのも良いのですが、この生理学に沿った日常の取り組みをさらに大切にしてみませんか。
これらがそのままアトピー早期改善のカギとなります。
しかし、乳幼児の場合は「食べない」「寝ない」「発散できていない」などスタートラインからのハードルが存在することもあります。
・タンパク質を摂取させる工夫。
・夜に寝させる工夫。
・日中に発散させる工夫。
乳幼児のこのあたりの工夫についても『小児はり』などを通じて、当院でしっかりサポートさせていただきますのでご安心ください。

気質パターンと方向性でバランスをとる

③東洋医学的視点【五行・虚実】
その人その人によって生まれ持った気質があります。
この気質の違いを読み解く方法のひとつに東洋医学の「五行論」という考え方があります。
病院で、同じ「アトピー」という診断を受けたとしても、すべての人にまったく同じアプローチはしません。
それぞれの人の気質に応じたアプローチを行います。それは乳幼児であっても同じです。

そして、不調に対して、
「不足(虚)」しているために起こるのか?「過剰(実)」なために起こるのか?を考えます。
鍼灸や小児はりの施術を利用して、不足しているならば補い、過剰ならば取り除き、身体の内と外のバランスを整えます。
バランスが整うと、必要なものは吸収し、不要なものは排出する、そのような身体機能が発揮されます。
東洋医学は、バランスを整えて、身体機能を正常化する目的に行います。

鍼灸や小児はりは、アトピーを消し去る魔法の技術という訳ではありません。
しかし、身体の内外のバランス機能が整うことで、「食べる」「寝る」「出す」という生理学的機能の正常化につながり、アトピーも改善しやすくなるのです。

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