風邪をよくひく、長引く

風邪をひくことが許されない世の中に!?

昨今の新型ウィルスなどの影響から、お子さんに風邪症状が現れるとビクビクしますよね。
実際に風邪をひくと、色々と負担も増えてくるので、このご時世できるだけ風邪などひかないように過ごしてもらいたいのが本音かもしれません。
ひんぱんに風邪をひいたり、なかなかスッキリ治らない長引く風邪も困りものです。

風邪の症状そのものは悪ではない

咳やくしゃみや鼻水などを伴う肺症状の風邪や、嘔吐や下痢を伴う胃腸風邪と呼ばれるものなどもあります。
多くは発熱を伴うことが見られます。
何かしらのウイルスや細菌に感染すると、人の身体は、ウイルスや細菌と闘うために発熱し、ウイルスや細菌を排出するために咳やくしゃみや鼻水、嘔吐、水溶性下痢などの症状を出します。
咳、くしゃみ、鼻水、嘔吐、下痢、発熱。これらはつらさを伴う症状ですが、東洋医学で言う所の大切な「瀉法(排泄作用)」なのです。
「排泄作用」はウイルスや細菌が体内に長時間とどまることによる、重篤で生命に関わるリスクを回避してくれています。
つまり、「排泄作用」は、自己治癒として、身体が正常に働いている証でもあります。

風邪と小児はり

つまり、小児はりは、今出ている風邪の症状を封じ込める施術ではありません。
・風邪を頻繁に引く子の身体を丈夫にする
・長い期間ズルズルと風邪が治りきらないのを、スッキリ出し切る
ことを目的に行います。
小児はり施術は「排泄作用」の働きを高めるため、一時的に発熱や下痢などが出ることもあります。

東洋医学の考え方

東洋医学では、肺=皮膚と考えます。
咳やくしゃみや鼻水を伴う風邪に対して抵抗力をつけるためには、適切な皮膚刺激は有効です。
赤ちゃんやお子さんは、定期的な小児はり施術による皮膚刺激で肺も丈夫になります。
大きい声でよく泣く赤ちゃんは、肺が丈夫になり、風邪をひきにくくなるとも言われています。

厚着の弊害

赤ちゃんが風邪をひかないように、ついつい厚着にさせたくなるかもしれませんね。
しかし、赤ちゃんは厚着させると寝汗をかきます。
その寝汗が冷える影響で風邪をひいてしまうことがあります。
お母さんの基準よりも一枚少ないくらいの薄着は、風邪に強い体づくりにもつながります。

風邪を引いている最中の養生

《発熱・嘔吐・水溶性下痢》など、強い症状がある最中の【発症期】は、体力が消耗されますので、基本的には病院以外へはあまり移動させないで、食事(消化の良いもの、無理に食べさせない)や水分(少しずつこまめな水分摂取)に気をつけながら、安静にしておくのが理想の養生です。

小児はり施術を受けるタイミング

医師から外出制限、登園制限、登校制限のある期間はお家で安静にしておきましょう。
当院も子ども達の来院が多いため、感染症の場合は医師から外出許可等が降りてからの来院のご協力を皆さんにいただいています。
・風邪を引いてからよりも、風邪に強い体づくりのために、平時から小児はりをしておく。
・あるいは、風邪症状がすっきり治りきらない時に小児はりの排泄作用を利用してスッキリ出し切る(一時的な発熱や下痢があるかもしれません)。
という利用がおすすめです。

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