小児はりをすると、丈夫で賢い子になると言われる理由
(12歳までの小児はり)
子どもは生まれてから12歳くらいまで脳や神経や身体や内臓が大きく成長します。
特に、神経系統は0歳から4,5歳ごろまでに約80%成長し、12歳ごろには約100%近くまで成長します。
ゴールデンエイジ
神経系は、一度その経路ができあがると、その後はあまり失うことはありません。
歩く、走る、飛び跳ねる、泳ぐ、踊る、ボールを蹴る、ボールを投げる、逆立ちする、自転車に乗るなど、一度獲得すると、いつでもスムーズにそれらができるようになります。
この神経系の発達がめざましい時期(0歳~4,5歳ごろまでに約80%成長し、12歳ごろには約100%近く成長)をゴールデンエイジと呼んだりします。
さまざまな神経回路が形成されていく大切な時期です。
この時期にさまざまな動きや感覚を体験させて、神経回路に刺激を与えましょう。
そうすることで、神経回路はさらに張り巡らされます。
そして、小児はりは、皮膚のセンサーを利用して、この成長をお手伝いすることも得意としています。
皮膚には多くの脳や神経につながるセンサーがある
小児はりは皮膚を適切に刺激します。皮膚には脳や神経につながるセンサーがたくさんあります。
お子さんに症状の有る無しにかかわらず、ゴールデンエイジの時期に小児はりをすることは、神経系の発育促進の観点からもとてもおすすめです。
オキシトシンの作用
小児はりの心地良い皮膚刺激は、オキシトシンという愛情ホルモンを分泌させることが知られています。
オキシトシンが分泌されることで情緒も安定し、集中しやすくなるといわれています。