産後の骨盤矯正

・産後は全身がとても繊細になっています
・今から数年続く育児の土台作りに大切な時期
産後骨盤矯正をする場合、治療院は慎重に選択してください

赤ちゃんの育つ場所でもある骨盤。
産後は最もダメージを感じやすい部位でもあります。

リラキシンホルモンの影響で、骨盤周りの組織が過度に緩み、
「腰や股関節が常に痛い」
「少し歩くだけや、ちょっとした動作でも痛い」
「踏ん張れない」
「痛みでベッドからなかなか起き上がれない」

「ガクッと力が抜ける」
という日常生活に支障のある状態で来院される方はとても多いです。

または、日常生活にそれほど支障はなくても
「以前のズボンがはけない」
「脚が太くなった」
「下腹部が出っ張る」
「なかなか痩せない」
といったご相談も頻繁に受けます。

産後は、全身の靱帯などの支持組織が緩んでいるので、施術刺激もできるだけソフトなアプローチをオススメします。
また、骨格や筋肉や自律神経を整えることは、ホルモン分泌との兼ね合いからメンタルの状態にも影響があります。
産後は、数年続く育児を乗り越えていくための土台作りに大切な時期のため、治療院の選択は慎重にしていただければと思います。

産後の肥立ち(産褥期)

産後数か月~数年経っているけれど、身体やメンタルが産後からスッキリしないという方もいらっしゃいます。
産後の肥立ち(産褥期)として、産後2~3か月の間(42日間)は、母体の回復に大切な期間とされています。
しかし、家庭事情やお仕事などの影響で、産後の肥立に無理をして、心身の不調が長引くケースもあります。
産後から心身の不調が長引いている方も、ぜひ鍼灸院など利用されることをオススメします。


産後調整の姿勢やスタイル改善は、骨盤以外の部分も整えることが重要です

骨盤そのものの関節【仙腸関節】や【恥骨結合】や【腰仙関節】と言った部分や、脊柱そのものの影響ももちろんあるので、そのあたりの調整は当然していきます。

加えて、お腹に赤ちゃんがいることによっての『重心の変化』も整えていく必要があります。
妊娠中の重心の変化により、過度な【かかと重心】になっているケースが多く、この姿勢が、太ももの前面を太くさせる要因にもなります。
太ももの筋肉が過緊張を起こすことで、脚やおしりの筋肉にアンバランスが生じてスタイルが乱れる要因になります。鼠径部の過緊張や痛み、脚の外側にある大転子のねじれにもつながります(ズボンをはけないご相談の解決は、骨盤そのものよりも大転子のねじれによることが多いです)。
当院は、このような産後のスタイル改善に効率的なエクササイズや姿勢指導も行っております。

また、今までお腹にいた赤ちゃんが、出産により外に出るため、その部分に内臓(主に腸や胃)が下りてきます。
下がった内臓は、産前の定位置にすぐに戻れば良いのですが、産前の定位置に戻りにくいこともあります。
そのような場合には【内臓下垂】の調整も重要になってきます。
しかし、産後間もない腹部に強い力によるマッサージなどを行うと、出血や不調を伴うこともあります。
骨盤や筋肉骨格の部分だけではなく、内臓下垂に対してのアプローチも、できるだけ優しい刺激で行うことが求められます。

当院では、刺さない鍼(てい鍼)や打鍼の技法を用いて、筋肉骨格や内臓下垂へのアプローチをしています。
どうぞ安心してご利用ください。

 

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